中央競馬のクラス分けについて(後編)

こんにちは、新米競馬ブロガー駿です

今回はクラス分けについての後編ということで

3勝クラスとオープンクラスについて解説していきたいと思います

それでは早速行ってみましょう!

オープンまであと一歩、二勝クラスより更にハイレベルなクラスで

ここを走っている馬たちは、いつオープンに昇格してもおかしくない歴戦の猛者たちです

このクラスは文字通り最高峰への夢の扉、JRA全登録馬の10%以下の超エリート達です

ここまでくると馬券購入者ならほとんどの馬の名前を聞いたことがあるのではないでしょうか

ここまでくるとオープンクラスへの格上挑戦が盛んになって、推し活もますます熱を帯びてきます

先ほどもちらっとお話しましたがこのクラスに所属する馬たちはエリート集団

所属している馬が少ないので適性の近い馬たちがよく顔を合わせることになります

私の推し馬、シェイクユアハートは二年半このクラスで走り二着三着が合計11回

沢山の同期、後輩たちが勝ち上がっていく姿を誰よりも近くで見てきました

能力は間違いないがあと一歩決め手が無いと言われながらも懸命に走り、今年遂にオープン入り!

悔しい思いもたくさんしてきましたが、本当に応援してきてよかったです

この間初めての重賞挑戦で二着(ここでもか!)になっていました

惜しい!と思いつつもオープンクラスでも勝負できるとわかって嬉しかったです

続いて馬券的な魅力は所属馬が少ないために予想の深堀がしやすいこと

若いときに飛び級で重賞に出ていた馬やそのクラスで善戦を続けている馬が多数おり

おまけに他のクラスに比べてレースの数が少ないので一頭一頭をより深く観察できます

例えば未勝利や1勝クラスは1000頭以上の馬が所属しており

よっぽど熱心に見ていない限り、毎回知らない馬を何も情報が無い中で調べて

予想していかなければならないのですが、3勝クラスは違います

先ほども言いましたが、同じような条件に同じようなメンツ(+勝ち上がってきた馬)なので

お互いの力関係や適性の良し悪し、状態面などの細かいところまで気を配って予想できます

あなたの馬券予想に新たな深みを見つける絶好の舞台になるとはずです

ついにやってきました、中央競馬の頂点オープンクラス

このクラスは他のクラスと違いクラス内でもレースの格に違いがあります

今回は大きく「オープン特別」、「リステッド」、「重賞」の3種類に分けて解説します

まずは一番下のオープン特別から行きましょう

名前の通りオープンクラスに所属する馬が主に走るレースで

日々重賞制覇を狙う猛者たちがしのぎを削っています

重賞が開催されない日はこのレースがメインとして扱われることもありますね

またいつかお話しようと思っているのですが、

レースに出れるかどうかは「出たい!」と言った馬が出走可能な頭数を超えてしまった場合

獲得してきた賞金の額で優先順位が決まります

そのため重賞に出たいとなった場合すでに重賞戦線で戦っている馬たちに

賞金額で追いつかなければいけないので、そのための賞金稼ぎレースみたいなイメージで

これから上に挑戦する馬たちを応援してあげてください

続いてはリステッドの解説に移ります

リステッド競走とはG3とオープン特別の間にある言わば「準重賞」になります

皆さんはおそらく、わざわざそんなものをつくる必要があるのか?と疑問に思っているとでしょう

これは2019年に中央競馬が「降級制度」を廃止したことが影響しています

降級制度とは、すごくザックリ説明するとなかなか勝てない馬を一つ下のクラスに落とすことです

これによって上で通用しなかった馬にも、もう一度入着のチャンスが与えられていた訳ですね

それが2019年に廃止になったことにより、なんとか勝ち上がってオープンクラスに昇格したが

レベルが高すぎてずっと下位を走っているような馬に対しての救済が無くなってしまいました

もちろん馬主から反対の声が殺到し、そういった馬たちが活躍できる場所を確保するため

オープン特別の上にリステッドクラスを作りオープン特別のレベルを相対的に下げました

これがリステッド競走が作られた大まかな経緯になります

それでも強い馬がリステッドに出るにはそれなりのメリットがないといけません

何も違いが無いのにわざわざ強い相手と戦う理由なんて無いですからね

リステッドのメリットは主に2つです

1,収得賞金がオープン特別より多い

オープンクラスの解説で最初の方に少し触れましたが

レースに出たい場合、優先権は稼いだ賞金の額で決まります

そのため後々、重賞に挑戦するときに収得賞金が多いに越したことはないので

上を目指す実力を持った馬たちはリステッドをステップアップの舞台に選びやすくなるわけです

2、国際セリ名簿基準委員会が定める血統表で優遇を受ける

急に長め専門用語ですいません、どう書くか迷ったんですがこれしか無かったんです

現代では競走馬の輸出入は活発に行われており世界のG1馬が日本にもよく輸入されており

毎年、輸入種牡馬の初年度産駒は話題を集めています

しかしここで問題になってくるのは各国の重賞レースの格の違いです

例えば日本にはG1が24レース(平地に限る)しかあらずどのレースもハイレベルです

しかし海外に目を向けるとG1なのに出走馬が10頭も集まらなかったり

集まっても馬のレベルがちょっと…というようなことがよくあります

これは日本に比べて海外はG1レースの数がとても多いことが要因の一つです

時々日本馬が「何それ知らんぞ」みたいな海外レースに遠征することもありますね

そういったグレードの格付けだけではわからないレースレベルを見分けるために

国際的な繁殖馬の取引の際に、指定されたレベル以上のレースで5着以内に入った馬の名前を

血統表内で太字で書くことになっているのですが

やっとここでリステッドのメリットになります、お待たせしました

リステッドを勝利、5着以内ではなく「勝利!」した場合上記の馬と同じように

血統表の中で太字で記載され、これは繁殖馬になったときに国際的なアドバンテージになります

最後になりますが、重賞の解説に行きましょう

重賞とは国際グレード制によって格付けされた「G1」「G2」「G3」のことを指します

このレースは国際レーティングに元図いて格付けされており

数字が小さいほど格が高くなりレース数も少なくなります

重賞を勝利した馬はその時点で競馬の歴史に名を残す名馬です

ほぼ毎週、重賞は開催されており名だたる猛者たちが勝利を目指して出走してきます

もちろん実力が拮抗しており、馬券的にとても面白いのですが

それ以上に、これから先何十年も語り継がれるであろう歴史の1ページを

リアルタイムで目撃することができることが重賞の大きな魅力ですね

各重賞レースについても追々個別に語っていきたいと思うので

今回は軽く触れるだけで終わらせていただきます

今回は各クラスの特徴と魅力を前後編に分けて解説させていただきました

いかがだったでしょうか、同じレースでもクラスが違うだけでここまで違うものなのです

今回は進行の都合上、専門用語が少し多くなってしまったのでもしかしたら

少し読みずらい部分があったかもしれないですね

これからも初心者さんでも読みやすいブログをめざしてがんばりますので

他の記事もぜひ読んでいただきたく思います

以上、新米競馬ブロガー駿でした

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