日本の競馬場1 (函館、札幌)

 こんにちは、新米競馬ブロガー駿です

 今回のシリーズでは日本にある中央競馬の競馬場全10場をご紹介します

同じように見える競馬場も詳しく見てみると、実は全然違うんです

コースの大まかな特徴や各競馬場ならではの魅力をお伝えいたします!

 今回は北海道にある二つの競馬場です、それでは早速行ってみましょう!

 競馬場の解説に入る前に、日本の中央競馬場は

4つの主要競馬場   東京、中山、京都、阪神

6つのローカル競馬場 札幌、函館、福島、新潟、中京、小倉

の二種類があるのでまずその違いについて解説したいと思います

 大きな特徴としては二つで「規模」「G1の有無」です

・規模

 主要4場は10万人以上、東京競馬場に至っては19万人も収容できるのに対して

ローカル競馬場は最大で7万人、最小の函館競馬場は3万人弱しか入りません

 僕は東海の人間なので中京(ローカル最大)に時々行きますが初めて行ったときは

その大きさに感動して涙が出てしまいました。

 あれの三倍近く大きい東京競馬場に行ったら僕はどうなってしまうんでしょうか(笑)

あ、中京以外は行ったことが無いです。いつか全制覇したいな~

・G1の有無

 年間3400レース行われる中央競馬の中でたった26レース(障害含む)しかない

最高峰のレースG1は基本的に主要4場とローカル競馬場の中で最大の規模を誇る

中京競馬場でしか開催されません

 これは収容できる人数の違いや、主にローカル開催がある夏の間は有力馬が休養に入るため

チャンピオンを決めるのには少しメンバーが寂しくなってしまうことがあるのが大きな要因で

実際近年は酷暑の影響により、初夏に行われるG1の宝塚記念は昔に比べて

残念ながら有力馬の回避が多くなっています

 中京がローカルなのにG1がある理由はまた後日解説します

 ではここからは日本の競馬場を北から南に向かって順番に見ていきましょう

 北海道函館市にあるローカル競馬場で「G3函館記念」など3つの重賞が行われます

・コースの特徴

 函館競馬場の最大の特徴は中央競馬最小の競馬場であるということで

直線距離はなんと!東京競馬場の半分ほどしかありません

 そのため、逃げや先行する作戦を得意とする馬が有利で人気の差し馬が届かずに

着外になることもそこそこあり馬券的な狙い目となっています

また、その小ささとは裏腹にコース全体の高低差はローカル競馬場の中で最大の

3.5メートルで、傷みやすくて柔らかい洋芝を使用していることも相まって

かなりタフなコースになっています

 ちなみに洋芝は函館競馬場と札幌競馬場のみで使用されており

日本で主流となっている野芝が寒さに弱いため

北海道にあるこの二つの競馬場で使用されている

・魅力的なポイント

 函館競馬の開催時期は基本的に6月、7月の二か月間で

夏競馬の開幕を告げるとともに2歳馬たちの最も早いデビューの地となっており

過去には三冠馬ナリタブライアンや、G1、6勝のゴールドシップ

白毛のアイドル馬ソダシなど、数々の名馬がデビューしています

 競馬をある程度知っている方々ならお分かりいただけると思うのですが

今挙げた馬たちはやはりパワーを武器にしているという共通点があり

ここで勝ち上がるのに必要なものが何かということの証明になっているのではないでしょうか

 そしてこの競馬場と併せて覚えていただきたい騎手がいます

丹内裕次(たんない ゆうじ)騎手です

 彼は函館で生まれ育ち、学校に行く前に函館競馬場で行われる

調教(馬のトレーニング)を見学しに行くような少年だったそうです

 騎手となった今は函館、札幌で無類の強さを誇り

日本のトップジョッキーであるクリストフ・ルメール騎手になぞらえて

「北のルメール」と呼ばれており、馬券に入れておいて損は無いと思います

 北海道札幌市にあるローカル競馬場で「G2札幌記念」など4つの重賞が行われます

・コースの特徴

 このコース最大の特徴は、形状が他の競馬場と比べてかなり丸みがあることです

そのためローカル競馬場の中で一周距離が大きい部類に入るのにも関わらず

直線距離は函館競馬場とほぼ変わらず、しかもゴールの位置が函館よりも

4コーナー寄りに設置されているため差し馬はより厳しいコースとなっています

 そしてこの独特のコースの形状と、函館と違い起伏がほとんどないことから

他の競馬場と比べて成績を大きく上げる作戦があるのです、その作戦とは

「まくり」です

 まくりとは道中後方に構え、3コーナー付近や極端な場合は向こう正面から

徐々にポジションを上げていきそのまま粘りこんで上位を目指すものです

歴代の名馬ではゴールドシップディープインパクト

現役(2025年現在)では三歳馬のファウストラーゼンが得意とする作戦ですね

 もちろん他の作戦に比べてマイナーなのには理由があります

展開にも左右されることや、馬群を一気に抜いていかなければならない関係上

どうしてもロスの大きい外を走らなければいけないことにより成功率がかなり低いことです

そのマイナー作戦が札幌で成績を上げるのには主に4つの理由があります

  • 短い直線
  • コースの平坦さ
  • 瞬発力を発揮しにくい洋芝
  • 丸みがあり緩いコーナー

 これらの要素がすべて噛み合ってまくりは輝きます

一つずつ解説しているとそれだけで記事が書けてしまいそうなのでザックリご説明します

 「コーナーがゆったりしてて平坦だから無理せず加速出来て

しかも直線短いうえに柔らかい洋芝だから後ろから差してくる馬に差されにくい」

 こんな感じですかね、また全競馬場を紹介した後にそれぞれの競馬場を

深堀していきたいと思いますのでそちらもぜひ読んでいただけると嬉しいです

・魅力的なポイント

 この競馬場の魅力は何といっても!G2「札幌記念」です!

夏競馬の締めくくりにふさわしい好メンバーが揃いここをステップに秋のG1戦線に向かっていく

有力馬たちが数多く参戦するため「夏のスーパーG2」と呼ばれています

 このレース、もちろんレース自体もハイレベルで面白いのですが

馬券的にもとても興味深いレースになっています

今回、過去データを2015年まで遡った11年分調べてきたので3つほどご紹介します♪

・中穴人気の激走に注目!

過去11年で単勝オッズ10倍以上の馬が5勝!なんと半分近くを占めています

逆に単勝オッズ3倍未満に推される抜けた人気馬は8頭いて0勝

人気馬を当てにして買うのは避けた方がいいかもしれません

・さすが札幌まくりが美味しい!

 この大一番でまくりを敢行した馬は4頭、そのうち二頭が勝利し

単勝回収率は驚異の767%恐ろしいことになっています

 ただ先ほども解説した通りピンかパーの作戦になるのでご理解願います

しかしこれに付随して上がり3ハロン(最後の600m)のタイムが早い馬が

好成績を残していることも分かったので、やはりコーナリングをしながら加速できる

器用なタイプの馬が有利です

内枠の馬は抑えるべし

 このレースの成績を枠番別に見たときに最内1番枠の成績が抜けてよく

過去11年で4勝しており単勝回収率223%で、複勝率は40%にもなります

他の枠の複勝率が20%前後なことを考えるとかなり有利なことがわかります

一つ隣の2番枠は勝利こそ1度だけですが複勝回収率が125%と、穴が馬券に絡んでいます

 今回は競馬場解説の第一回として、北海道の2場を解説いたしました

本当はグルメなども触れてみたかったのですが、食べたことないものを紹介するのは

なんか違うなと思ってやらないことにしました

これからも順次、他場も解説していきますのでお楽しみに♪

以上、新米競馬ブロガー駿でした、ありがとうございました

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