こんにちは、競馬ブロガー駿です。
今回は、オールカマーの予想に役立つデータをご紹介します。
オールカマーは、秋のGⅠ戦線へ向けた重要な前哨戦。これまで数々の名馬が勝ち馬として名を刻んできた伝統の一戦であり、古馬王道路線の本格的な幕開けを告げるレースでもあります。
今年の主役は、メンバー唯一のGⅠ馬レガレイラ。実績、能力ともに一枚上と見られ、圧倒的な支持を集めることが予想されます。
しかし、競馬に絶対はありません。秋の大舞台を見据える実力馬たちが揃った今年のオールカマーで、果たしてレガレイラの進撃を阻む存在は現れるのでしょうか。
それでは、早速行ってみましょう!
レース概要
レース名 オールカマー【G2】
コース 中山競馬場 芝2200m
出走条件 3歳以上
負担重量 別定(今回55.0~58.0㎏)
データの前提条件
今週の中山競馬場周辺は、週中から週末にかけて断続的な降雨予報となっています。そのため、レース当日は重馬場で行われる可能性が高そうです。
そこで今回は、より実戦に近い傾向を探るため、過去10年の中山芝2200m戦のうち、雨の影響を受けた馬場状態で行われたレースデータを使用して分析していきます。
サンプル数は決して多くありませんが、良馬場のデータよりも今年のレースに直結しやすいと判断しました。
最近は毎週のように重馬場を想定してデータを掘り起こしているので、正直なところ分析する側はなかなか大変です……(笑)。
それでも馬場傾向ひとつで結果が大きく変わるのが競馬の面白いところ。今回も重馬場適性に注目しながら、有力馬をチェックしていきます。
脚質
「重馬場は前有利」
道悪馬場を予想する際によく使われる競馬格言ですが、中山芝2200mでは少し事情が異なります。
今回集計したデータでは、最もサンプル数が多い差し馬が全脚質の中で最高勝率を記録していました。つまり、このコースでは重馬場であっても中団からの差しが十分に届くのです。
しかし、これは良馬場で見られるような瞬発力勝負による差し切りとは別物です。
中山芝2200mは全体的に緩やかなコーナー形状となっており、さらに向こう正面から4コーナーにかけて長い下り坂が続きます。そのためレースは自然とペースが上がりやすく、早めに勝負が始まるロングスパート戦になりやすいのが特徴です。
結果として、前で運んだ馬はスタミナを消耗し、直線では脚色が鈍りがち。一方で後方待機勢は温存した体力を活かし、消耗した先行馬を差し切るケースが多く見られます。
つまり「差し馬有利」というデータだけを見て、良馬場で上がり最速を連発するような瞬発力型を狙うのは危険です。
むしろ重要なのは、長く良い脚を使える持久力タイプ。スタミナと持続力を兼ね備えた馬こそ、この条件では高く評価したいところです。
注目馬:コスモキュランダ
脚質面で注目したいのはコスモキュランダです。
昨年の有馬記念では3着に好走。デビュー以来、中山コースでは継続的に高いパフォーマンスを見せており、中山適性の高さはメンバー屈指と言えるでしょう。
今年は後方脚質のレガレイラが大きく注目を集めそうですが、コスモキュランダもまた実力馬。重馬場で消耗戦となれば、持ち前の持久力を活かした早め進出からの粘り込みにも期待が持てます。
人気馬をまとめて射程圏に入れながら4コーナーを迎えられるか。その立ち回りが好走へのカギとなりそうです。
枠番
先ほどの脚質データでは、「重馬場は前有利」という常識が覆される結果となりましたが、枠順データでは一転して、よく知られる道悪傾向が表れています。
今回の集計では1枠がトップクラスの成績を残しており、やはり重馬場ではロスなく立ち回れる内枠が有利なようです。
しかし、このデータにはもう一つ注目すべきポイントがあります。
それが8枠の好成績です。
勝率では1枠に迫る数字を記録しており、重馬場の外枠としては異例とも言える結果が出ています。
実際に8枠の好走レースを振り返ると、道中は無理に位置を取りに行かず、自分のリズムで運びながら終盤で進出。最後は先行勢をまとめて差し切るパターンが目立ちました。
これは先ほど紹介した脚質データとも一致します。
中山芝2200mの重馬場では、前半の立ち回り以上にスタミナと持続力が重要になりやすく、先行馬が最後に苦しくなるケースもしばしば。そのため、多少の距離ロスがあっても外から長く脚を使える馬であれば十分に勝負になるのです。
また、8枠は人気薄の好走も目立っており、単勝回収率は120%超え。人気だけで軽視するのは危険なゾーンと言えるでしょう。
一般的には不利とされる外枠ですが、この条件ではむしろ注意が必要です。特に持久力勝負を得意とする差し馬が外枠を引いた場合は、穴候補として積極的にチェックしておきたいところです。
血統
この条件で好成績を残しているのは、サンデーサイレンス系と欧州血統を組み合わせた配合です。
重馬場の予想記事ではすっかりおなじみとなった欧州血統ですが、特に中山競馬場ではハービンジャーの血が高い適性を示しています。
パワーと持久力が求められる中山芝2200mの重馬場では、その特長が存分に活きるのでしょう。
今年の出走予定馬の中で、父または母父にハービンジャーを持つ馬は3頭。そのうち1頭は断然の主役であるレガレイラです。
レガレイラについては改めて語るまでもなく有力候補なので、今回は馬券的な魅力も踏まえて残る2頭に注目してみます。
アスクドゥポルテ
想定11番人気の大穴候補です。
正直なところ相手関係は楽ではありませんが、血統面だけを見るとこの舞台への適性は非常に興味深いものがあります。
父は言うまでもなくハービンジャー。今回の条件では最も注目したい血統のひとつです。
母父ハーツクライは高速馬場向きの印象もありますが、長距離実績馬を多数送り出しているようにスタミナ面の裏付けも十分。重馬場の消耗戦にも対応できる下地を備えていると見ています。
さらに注目したいのが、デインヒル3×3の濃いクロスです。
デインヒルは欧州的なパワーとスピードを伝える血脈として知られており、力の要る馬場でも前進気勢を失わない強みがあります。
あとはレース運び次第でしょう。
近走内容を見ると能力的な課題はありますが、近頃好調な岩田康誠騎手とのコンビも魅力。人気薄なら思い切って一発を期待してみたくなる存在です。
エセルフリーダ
こちらは想定5番人気前後でしょうか。
前走の中山牝馬ステークスでは稍重馬場を克服して勝利しており、舞台適性はすでに証明済みです。
父キタサンブラックはスタミナ、スピード、成長力をバランスよく伝える万能型のサンデー系種牡馬。本馬も牝馬ながら480kgを超える雄大な馬格を持ち、タフな馬場や消耗戦はむしろ歓迎と言えそうです。
そして母父はハービンジャー。
今回の条件で高く評価したい血統を持つ一頭であり、中山コースと馬場悪化は歓迎材料でしょう。
また、武藤雅騎手とのコンビは今回で12戦目。ここまでの11戦で複勝率54.5%と安定した成績を残しており、人馬の相性も大きな強みです。
今回は牡馬との混合重賞となり、相手関係は一気に厳しくなります。
それでも血統、コース実績、馬場適性を総合的に考えると軽視は危険。馬券を組み立てる際には、ぜひ相手候補として押さえておきたい1頭です。
最後に
今回も読んでいただいてありがとうございました。
秋競馬への期待が高まる一方で、シルバーウイークへ向けて本業の緊張感も日に日に増してきている今日この頃。飲食店勤務としてはなかなか気の抜けない時期ですが、不思議とこうしてブログを書いている時間だけは心が落ち着くんですよね。
さて、今回のオールカマーは馬場状態の影響もあり、この先のGⅠ戦線へそのまま直結するレースにならない可能性もありそうでが、それでも特殊な条件だからこそ普段は見られないような適性や能力が表に出てくることもあります。そういうレースを見つけるのも競馬の醍醐味ではないでしょうか。
そう考えると、今年の宝塚記念はまさにそんなレースでした。
発走直前に降り出したあのスコール。後から振り返っても、まるで奇跡の瞬間に立ち会ったような感覚だったのを覚えています。
その舞台で見事な走りを見せたメイショウタバル。
来年も無事にゲートを出てくれるでしょうか(笑)。
まずは凱旋門賞での健闘を期待したいところですね。
……と、最後は少し話が脱線してしまいました。
ただ、ひとつのレースから次々と話題が広がっていくのも競馬の面白さ。どうかご容赦ください。
以上、競馬ブロガー駿でした

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